「仮定法未来」を英語ネイティブ並みに使うワザ 仮定法未来の公式は「成り立ち」から理解する
•If it had not been for~「(過去)もし~がなかったら」
→どちらもWithout~/But for~で置き換え可
→With~を使えば逆の意味を表現可
「(いま)もし音楽がなければ、私の人生は非常に退屈だろう」
→実際は音楽があるので、退屈ではない
「(過去)もし君の助けがなかったら、試験に落ちていただろう」
→実際は助けがあったので、落ちなかった
どちらもWithout~やBut for~で書き換え可能です。例えば、Without our helpやBut for musicのようにできます。また、Without~ではなくWith~を使えば、逆の意味を表現することも可能です。
「(過去)君の助けがあったら、試験に合格できただろうに」
→実際は助けがなかったので、合格できなかった
but「~を除いて/~以外に」の語源
butは「~を除いて/~以外に」という意味を持ちます。But for musicもこれに近い意味で使用されています。「音楽がなければ」は、「音楽がある場合を除いて」くらいの意味に解釈できます。
butの語源はby「そばに」+out「外側」です。外側にあるので、「除外」する意味につながりました。「しかし」という意味もここからきています。
but「~を除いて/~以外に」は、現代英語でも見かける表現です。下に例文を示しておきます。
「私以外みんな昇進した」
He does nothing but complain about his job.
「彼は仕事の愚痴ばかり言う(=何もしない、文句を言う以外)」
I wish SVとIt is time SV、as if SV/as though SVです。全く別の表現ですが、共通する部分もあるのでまとめて紹介します。
※Vの時制を1つ過去にずらす(助動詞を使用しないこともある)
●It is time SV「~してもよい頃だ/する時間だ」
※Vの部分は過去形を使用(助動詞を使用しないのがふつう)
●as if SV/as though SV「まるで~のように」
※Vの時制を1つ過去にずらす(過去にずらさないこともある)
例文を見てみましょう。上の例文は助動詞の過去形couldを使って(いま)に対する仮定をしています。下の例文はcould have Vp.p.を使って(過去)に対する仮定をしています。
「(いま)もっと長く滞在できればいいのに」
→実際は長く滞在できない
「(過去)会議に出席できたらよかったのに」
→実際は出席できなかった
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