"明らかな"に「obvious」を使うとイケてない理由 簡単な英単語を使いこなしてこそ世界で認められる

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世界の非ネイティブエリートはたった100語で話している
世界で活躍しているエリートたちは、多くの専門的な単語を知っているのだろうと思い込んでいる方は少なくないかもしれません(写真:genzoh/PIXTA)
「取り除く=remove」「認可する=authorize」「明晰な=percipient」……。英語を話せるようになりたい人は、こうして「1つの意味=1つの表現」と、大量に丸暗記をしようとしてしまいがちです。
しかし、世界の「非ネイティブエリート」と呼ばれる人たちは、そんな非効率な勉強はしません。これらの表現はすべて「clear」で表現することが可能です。本稿では、『世界の非ネイティブエリートはたった100語で話している』から一部抜粋・再構成のうえ、スマートに知的に表現の量を増やしていく方法をご紹介します。

多義語を使いこなすと、英語でグローバルに活躍できる

英語の多義語は、状況に応じて異なる意味を持つため、ひとつの単語をさまざまな文脈で使い回せる便利さがあります。世界の非ネイティブエリートたちは、その多義語をうまく使いこなすことで、英語でグローバルに活躍しています。

例を挙げると、obviousは「明らかな」や「明白な」という意味を持つ単語です。

It was obvious to everyone that the meeting had been canceled.は「会議がキャンセルされていることは全員に明らかでした」という意味になります。

obviousは、「誰にとっても明らかでそれくらいわかっているはず」というニュアンスを含んでいるため、聞き手に対してややきつい印象を与えることもあります。そこで、同じ意味を持つclearに言い換えることで、相手に配慮した伝え方で、丁寧な印象を残せます。

このように中学レベルの簡単な単語を効果的に駆使することで、相手との会話を円滑に進めることができるようになります。このスキルが、英語を母語としないエリートたちが、世界で通用する英語を話す秘訣となっているのです。

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