【心のプロにきいてみた】「不安は消える!」考えすぎないための心の整え方 "繊細さん"のための悩みを軽くするヒント

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スポーツ選手も、同じ力量の選手が対戦した時は、呼吸を整えたほうの勝ちです。心理学の実験でも、小学生に算数の問題を解かせる時、呼吸を整えさせてから解かせたほうが、正解率が2割上がったそうです。

自分の心を磨く掃除

武田:スマホを使う時代ですから、頭の中には常に情報が散らばっています。頭の中が忙しい時は、お掃除、編み物、野菜を切るなどの単純作業をやるのがおすすめです。手を動かすことで思考が整理され、静まっていくんですね。

枡野:掃除なら掃除だけになっていることが大事ですね。体を動かし、頭の中の思考も止まるので、体にも心にも良いわけです。禅では「無心になる」と言います。

散らかっているのを見ても、気にならない人は、自分の心を整えることもできないとも考えます。

武田:悟りを開くということは、周りがどんなに散らかっていても落ち着いていられる……ということかしらと勘違いしておりました。周りの環境も整えていくわけですね。

枡野:さらに言えば、「ここは見えないからいいや」と思うようではダメです。人のためにやるのではなく、自分が心地よくなるためにやるのですから。

武田:きれいにするというのは物質的なことではなく、自分の心のためだということですね。

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