スタバが始動「抹茶ガチ店」1000円超え商品の実力 石臼挽きの抹茶を使用、訪日客もターゲットに?

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

使用している抹茶の産地は静岡や京都と謳ってるものが多く、浅草に抹茶の店が集まるのは、単に「インバウンドが集まる街」という理由で、別に浅草と抹茶に何か深い関係性やストーリーがあるわけではなさそう。インバウンドあるところに抹茶ありだ。

「八十八浅草」
隅田川の近くの抹茶店「八十八浅草」も、行列ができている(筆者撮影)
浅草
浅草のいたるところで抹茶を見かけることができる(筆者撮影)
抹茶商品
浅草の「ドン・キホーテ」にも抹茶商品が多数並ぶ(筆者撮影)

世界で高まる抹茶人気にスタバも参戦

世界で抹茶は「matcha」として知られており、海外への輸出量も年々増えている。アメリカやヨーロッパでは抹茶の栄養価の高さからスーパーフードとして注目を集めるなど、日本とはまた違う側面で人気を集めている。

ニューヨークでは抹茶カフェ「Cha Cha Matcha」などの抹茶カフェが盛況。イギリスでは日本の京都祇園「辻利」が抹茶カフェ「TSUJIRI」を展開し、日本でもおなじみの抹茶カフェ「nana's green tea」も、アメリカをはじめ海外に出店を進めている。パティスリーの本場、フランス・パリでも今や抹茶は多くのパティシエが使う素材だ。

スタバが抹茶に力を入れるのはインバウンド需要も意識してのことだろう。国内の通常スタバの利用客のほとんどは日本人による日常使いだが、この新ブランドでインバウンドも囲い込めそうだ。

海外から旅行でやってきた抹茶の本場、日本で飲む抹茶ドリンクなら1杯1000円超でも納得できる。世界的な抹茶の盛り上がりからスタバも抹茶戦争に参戦。それこそ、浅草にも抹茶を打ち出したスタバがオープンしたら大盛況になりそうだ。

【もっと読む】「かつや」の姉妹豚汁店がここに来て"攻勢"のワケ 豚汁ブームを牽引「ごちとん」一体何が魅力か では、ここに来て店舗数を増やしている豚汁専門店「ごちとん」について、外食メディア「フードスタジアム」編集長の大関まなみ氏が詳細に解説している。
大関 まなみ フードスタジアム編集長/飲食トレンドを発信する人

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

おおぜき まなみ / Manami Ozeki

1988年栃木県生まれ。東北大学卒業後、教育系出版社や飲食業界系出版社を経て、2019年3月より飲食業界のトレンドを発信するWEBメディア「フードスタジアム」の編集長に就任。年間約300の飲食店を視察、100人の飲食店オーナーを取材する。
Instagram:@manami_ohzeki

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事