スタバが始動「抹茶ガチ店」1000円超え商品の実力 石臼挽きの抹茶を使用、訪日客もターゲットに?

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観音裏と呼ばれるエリア近辺にある「壽々喜園 浅草本店」は、7段階の濃さから選べる抹茶ジェラートが人気だ。

一番濃い「抹茶ジェラート№7」は青々とした色合い。寒い冬の平日に通りがかると、さすがに外までの並びはなかったものの店内には多くのお客がひしめいていた。もともと静岡にあるお茶専門店が始めた店で、2013年、浅草にオープン。根強い人気を誇っている。

「壽々喜園 浅草本店」
「壽々喜園 浅草本店」。駅からはやや離れた場所にあるが賑わっている(筆者撮影)
抹茶アイス
「壽々喜園」の抹茶アイス。写真は静岡の店舗で食べたもの(筆者撮影)

浅草の国際通り沿いにある「かぐらちゃかプチ」は、濃さが選べる抹茶ラテが売りだ。最高濃度の「異次元」をはじめ、「宇宙で一番」や「世界で一番」、「日本で一番」、「東京で一番」、「浅草で一番」などと8段階の濃さがある。

「異次元」は、その下のランクの「宇宙で一番」を飲んだ人しかオーダーできないようになっており、激辛ラーメン店などで見かける辛さを選ぶ際のシステムと同じだ。抹茶好きの女性店主が営んでおり、もともと神楽坂で創業したが、2016年に浅草に移転してきた。

抹茶ラテの濃さ
「かぐらちゃかプチ」の抹茶ラテは濃さが選べる。これも体験価値の1つ(筆者撮影)
抹茶ラテ
「かぐらちゃかプチ」の「世界で一番」濃いという抹茶ラテ。そのままよりもシロップをたっぷり入れると抹茶の風味が立体的になり、美味しく飲める(筆者撮影)

インバウンドあるところに抹茶あり

浅草に抹茶の店が集まり、なんだか抹茶が浅草の特産品のようになっている。これらの店では日本人客も多いが、インバウンドも一定数見かけた。

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