"万年2位"のスーツの会社が、なぜ「快活CLUB」を始めたのかー事業多角化で絶好調、AOKI流「両利きの経営」の真髄

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快活CLUB
なぜ、AOKIは異業種を次々と成功させてこられたのか?その秘訣を追ったーーなお、写真は快活CLUB都城店。AOKIホールディングスグループの快活フロンティアが運営している(写真:AOKI-HD)
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漫画、カラオケ、ダーツ。仕事もできる複合カフェ

カラオケに行きたい子ども。漫画が読みたい大人。どちらも叶えたいときの筆者の選択肢は、快活CLUB一択だ。

子どもたちがカラオケを楽しむ隣で、筆者は漫画を持ち込んで読める。ドリンクバーに飲み物を取りに行くと、ダーツに興じる若者グループがいる。「鍵付個室」と書かれたドアからは、仕事利用と思しき男性が出てきた。

また、筆者が便利と実感したのは夏の出張時での利用だ。空き時間に快活CLUBのシャワールームを駆け込み利用し、汗だくだったのがさっぱりしてから仕事に臨めた。

2003年7月に誕生した快活CLUBは、その後22年をかけて全国へと展開。2025年12月末には499店舗に達している。

いまや当たり前に街に溶け込む複合カフェ、快活CLUB。実は紳士服大手のAOKIホールディングス(以下、AOKI-HD)が始めた事業だということを、知らない人もいるのではないだろうか。

紳士服業界では、長らく「洋服の青山」の青山商事が売上高首位の座に君臨し続けてきた。だが現在、その立ち位置に変化が起きている。2025年度の会社予想連結売上高において、青山商事の1970億円に対し、AOKI-HDは1960億円と見込む。売上規模において、両社の差はわずか10億円にまで縮まっている。

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