
「市場の番人」――。日夜株式市場を監視し、相場操縦やインサイダー取引などの不公正な取引を調査する証券取引等監視委員会(監視委)は、畏怖を込めてそう呼ばれている。ひとたび不公正な取引を発見すれば、金融庁に対して課徴金の納付命令の勧告や、検察に刑事告発を行うこともある。
投資家を守り、市場機能の健全化を促すという目的のため、その強大な権力を適切に行使しているか、監視委はその真価を常に問われる立場でもある。そんな市場の番人が今回摘発に踏み切ったのは、どのような案件か。
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勧誘チラシの同封作業を手助け
金融庁から投資助言業として登録を受けた金融事業者の役職員が、登録を受けずに有料の投資助言を行っている事業者に加担し、勧誘チラシの同封作業などの手助けをしていた――。
証券取引等監視委員会は、3月13日、金融商品取引法で禁止されているこうした問題が認められたとして、やまびこ投資顧問に対し行政処分を発出するよう金融庁に勧告した。
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