スタバが始動「抹茶ガチ店」1000円超え商品の実力 石臼挽きの抹茶を使用、訪日客もターゲットに?

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インバウンド活況の浅草は抹茶の街に

スタバが抹茶に特化した商品を打ち出すほど、いま抹茶は海外の人にも大人気だ。インバウンドが集まる浅草には抹茶の人気店が多く存在する。

「たばねのし」
平日の昼でも列が絶えない「浅草茶屋たばねのし」(筆者撮影)

例えば、浅草寺横の奥山おまいりまち商店街にある「浅草茶屋たばねのし」は、行列の絶えない人気店だ。静岡・掛川産の抹茶を使用した抹茶クレープの店で、多くの人が列を成している。

オーナーはビジネス系YouTube番組の「FC版 Tiger Funding」出演し、有望なビジネスに投資をしたいと集まった「虎」たちに同業態のフランチャイズ展開の協力を仰いだ。

動画で「たばねのし」浅草店の売上を虎たちに伝えるシーンでは、編集でピー音が入り具体的な数字はわからなかったが、その驚異的な売上に虎たちは目を丸くして驚いていた。

これを機に、2023年12月の配信時、浅草と鎌倉の2店舗だった「たばねのし」は、現在、FCを中心に全国に合計で13店舗を展開している。

「掛川抹茶ブリュレ」
表面をキャラメリゼした抹茶クリームを抹茶生地で巻いた看板商品「掛川抹茶ブリュレ」990円。クリームの中に入るイチゴのコンフィチュールやグラハムクラッカーがアクセントになり、飽きずに食べられる(筆者撮影)

さらに浅草で存在感を放つのが、抹茶専門店「雷一茶」。浅草寺に近いエリアに6店舗を展開しつつも、お客を食い合うことなくどこも盛況だ。浅草から人がいなくなったコロナ禍で好立地の物件が空いた際に出店の勝負をかけ、いまそれが功を奏したという。

「良質な抹茶は苦くない」をキャッチフレーズに、厳選した京都・宇治産の一番茶を使った抹茶ラテやアイスクリーム、シュークリームなどを販売している。

「雷一茶」の石臼
「雷一茶」の店内には、スタバと同様に石臼があり、自動で回っていた(筆者撮影)
「お濃茶ラテ」
「雷一茶」の「お濃茶ラテ」。価格は800円~で、抹茶の濃さにより価格が異なる(筆者撮影)
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