事前説明会では「なぜ今、大幅な値上げが必要なのか」についてできる限りていねいに説明し、出席者の理解を得られた手応えがありましたが、事前説明会への出席が叶わず、臨時総会の当日に初めて説明を聞くという組合員もちらほら。
その方々からの質問も受け付け、その場で回答をしつつ、修繕積立金の見直しを5年ごとに行うことも約束しました。
あれほど気が重かった臨時総会も…
コンサルが算出した長期修繕計画のシミュレーションはあくまで、現在の物価水準がベースになっています。
将来、インフレで物価が高騰したり、エネルギー価格が高騰したりした場合は、情勢に合わせて見直しをしなければ、マンションの財政が再び赤字になる可能性があることも説明しました。
あれほど気が重かった臨時総会も、開催してしまえば混乱もなく、あっという間に終了。
リアルでの参加者は少なかったですが、事前に投票箱に入れられた議決権行使書および委任状があったので、組合員の過半数が参加していることになり、総会自体は成立が認められました。
肝心な議案の可決基準である「4分の3以上の賛成」は、まさにギリギリ。慎重に集計作業を行って、辛うじて成立ラインを超え、修繕積立金の値上げが正式に決定したのでした。
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