ポストコロナの消費ブームとウクライナ戦争による資源供給ショックをきっかけに、日本経済はゼロインフレから脱却し、日本銀行の目指す安定的な2%の物価上昇率に向けて緩やかな遷移過程に入った。しかしその行路には大小の凸凹が予期される。
インフレとは物価の平均的な上昇のことを指すが、日常的な経験からもわかるように、すべての商品が一斉に1%、2%と値を上げていくことはない。ある日にはこの商品、次の日にはあの商品といった具合に、値上げする品目数が増えていく。そして、価格改定する商品は一度に10%ほど価格を変える場合が多い。
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