「外国人材をどう定着させるか」コメダ珈琲店の秘訣 離職率高い飲食業界の問題を「現地採用・教育」で解消へ

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
ミャンマー・ヤンゴンの日本語学校で行っている「コメダトレーニングセンター」での授業(写真・西垣充)

人手不足が深刻化し、日本人の採用が難しくなる中、飲食業界では外国人スタッフの接客が一般化しつつあります。一般的に、日本語能力や日本の商慣習への慣れが求められることから、国内在住の外国人を採用するケースが多いのが現状です。

一方で、例えばミャンマー現地からの直接採用に踏み切った企業があります。「コメダ珈琲店」を運営する株式会社コメダです。日本国内での採用という方法がある中で、なぜそうしたのでしょうか。

「フルサービス」のお店だからこそ

2025年2月11日時点での全国のコーヒーチェン日本国内店舗数を各社ウェブサイトで調べてみました。

第1位『スターバックスコーヒー』1988店舗 セルフ式
第2位『ドトールコーヒーショップ』1289店舗 セルフ式
第3位『コメダ珈琲店』1008店舗 フルサービス式
第4位『タリーズコーヒー』803店舗 セルフ式
第5位『サンマルクカフェ』288店舗 セルフ式
第6位『プロント』277店舗 セルフ式
第7位『星乃珈琲店』272店舗 フルサービス式
第8位『珈琲館』200店舗 フルサービス式
第9位『カフェ・ド・クリエ』177店舗 セルフ式
第10位『カフェ・ベローチェ』159店舗 セルフ式

スターバックスコーヒーやドトールコーヒーショップに代表されるセルフ式店舗が多い中、『コメダ珈琲店』はフルサービスの店舗として圧倒的な店舗数を誇ります。フルサービス式では第2位の星乃珈琲店との差は大きく、その存在感は際立っています。

次ページはこちら
関連記事
トピックボードAD
政治・経済の人気記事