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芸人・天津木村が岩手で広げた"新境地"の充実感 「覚悟を決めて一歩踏み出せば、人生何とかなる」

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番組開始当時から制作を共にする岩手朝日テレビ報道制作局次長の阿部卓司さんは「鶴の一声で木村さんの起用が決まった時はまったくの未知数で期待も何もありませんでしたが、結果的にびっくりするほど岩手の視聴者に愛される存在になっています」と評価。

木村さんが岩手に移住した直後からともに番組を制作する岩手朝日テレビの阿部卓司さん(写真:筆者撮影)

その理由を「自己肯定感が低めで謙虚な岩手県人にとっては、木村さんが自分たちのやってきたことを肯定し、敬意を持って評価してくれることが素直にうれしいんだと思う」とみている。

『天津木村のへぇ~』でのロケ風景。"おじさんズ"をいじりながらのロケのゆるさも好評(写真:岩手朝日テレビ)

『GO!GO!いわて』の好感触を受けて始まった深夜枠の『天津木村のへぇ~』は、子どものころから日本史好きという木村さんの得意分野を生かした企画。東北地方の中世の歴史やアイヌ語由来の地名などをテーマに、木村さんと同世代の中年ディレクター"おじさんズ"が岩手を歩くという「ゆるさ」が売りだ。

行政や地元企業からのオファーも増加

テレビでの人気の高まりとともに、行政や地元企業からのオファーも増加。JA全農いわてに加えて、コラムを連載している地元紙岩手日報のテレビCMにも起用された。岩手県に移住者を呼び込むためのイベントでの講演や地方移住をテーマにした雑誌でのインタビューなど、岩手移住のアイコンにもなっている。

「最初は、『僕でいいんですか、エロ詩吟ですよ』と戸惑いましたが、これだけ期待してもらっているからには応えたいと思っています」と移住者の呼び込みにも力が入る。

岩手県知事らとともに東京の市場へ出向き岩手の野菜をPRした(写真:吉本興業)

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【「あるものに目を向ける」が移住成功の秘訣】

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