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60代の「自分の資産額への満足度」が低い根本原因 「資産への満足度は保有資産額で決まる」は早計

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この4割の方たちは、「これから運用をどのようにしていくか」、そして「運用してきた資産をいつ、どのように売却するか」の判断を迫られることになります。

また、定年退職したら仕事を完全にやめるという人も、だいぶ少なくなりました。定年後、「収入は減るものの、再雇用でしばらく働き続ける」という人はたくさんいますし、中には新たな仕事を始める人もいます。

定年退職しても仕事を続けており、資産運用も続けているわけですから、「現役時代」と「定年後」の区切りは、かつてのようには明確ではありません。

昔と今とでは、退職後の収入や資産の状況が大きく異なるわけですから、私たちは今の時代に即した「退職後の生活」がどうあるべきかを考えなくてはならないのです。

60代の約半数が生活全般に満足している

「退職後の生活」がどうあるべきかを考えるにあたり、今の60代の生活がどのようなものなのかを一緒に見ておきましょう。

私が代表を務めるフィンウェル研究所では、2022年から毎年「60代6000人の声」と題するアンケート調査を行ってきました。人口30万人以上の都道府県庁所在地に住む「都市生活者」の60代を対象にしたものです。2024年2月に実施した調査では、6506人から回答を得ました。

この調査のうち、生活全般の満足度を尋ねた項目があります。「満足できる」を5点、「どちらかといえば満足できる」を4点、「どちらともいえない」を3点、「どちらかといえば満足できない」を2点、「満足できない」を1点として集計すると、平均点は3.24点でした。

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