60代の「自分の資産額への満足度」が低い根本原因 「資産への満足度は保有資産額で決まる」は早計

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3点が「どちらともいえない」ですから、「どちらかといえば満足できる」ほうに寄っているといえます。

ちなみに満足度の分布を見ると、一番多いのが4点の「どちらかといえば満足できる」で36.9%。5点の「満足できる」の11.1%と合わせると、48.0%が「満足できる」側にいます。

一方、「満足できない」が10.2%、「どちらかといえば満足できない」が15.0%で、合わせると25.2%になり、4人に1人が「満足できない」側にいることになります。分布からは、60代の生活全般に対する満足度は全体にポジティブなことがわかります。

図表2
(画像:『100歳まで生きても資産を枯渇させない方法』より引用)

60代の「自分の資産に対する満足度」は低い

同調査では、生活全般の満足度の他に、その構成要素となる4つの項目の満足度も併せて聞いています。具体的には、「健康状態」「仕事・やりがい」「人間関係」、そして「資産水準」の満足度について、先の項目と同様に5段階で評価してもらっています。

平均値を計算した結果は図表2の通りですが、平均が3点を下回って「どちらかといえば満足できない」側になったのは、4項目のうち「資産水準の満足度」のみでした。

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