最新「布団乾燥機」はいったい何が違うのか検証 売れ筋「アイリスオーヤマ」、未発売の「abien」

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abien「abien HOME DRYER」 アイリスオーヤマ「カラリエ 布団乾燥機 ツインノズル くつ乾燥対応 FK-W2-W」
左がabien「abien HOME DRYER」、右がアイリスオーヤマ「カラリエ 布団乾燥機 ツインノズル くつ乾燥対応 FK-W2-W」(筆者撮影)
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高温の熱風で布団を乾燥し、カビの繁殖などを抑制できる布団乾燥機。肌寒い時期も、布団乾燥機を使って布団を温めておくことができ、靴の乾燥にも使える。ベランダで布団を干せないようなマンションでも、布団乾燥機があれば安心だ。本稿では人気のアイリスオーヤマ「カラリエ 布団乾燥機 ツインノズル くつ乾燥対応 FK-W2-W」と、発売前の最新布団乾燥機abien(アビエン)「abien HOME DRYER」を比較した。

「ちょうどいい」アイリスオーヤマ

布団乾燥機は、マットを使うタイプと使わないタイプがある。マットを使うタイプは、布団の中に専用のマットを差し込み、そのマットに温風を送り込んで布団全体を乾燥させる。温風がマット内を均等に循環するため、布団の隅々までしっかり乾燥できることが特徴だ。ただし、マットを広げたり、たたんでしまったり、準備や片付けに手間がかかる。マットを使わないタイプはマットがないのですぐに使えるため手軽ではあるが、製品によっては隅々まで風が届かないものもある。

マットがない布団乾燥機が初めて登場したのは、2012年。象印マホービンが、業界で初めてマットを使わない布団乾燥機を発売した。この製品がきっかけとなり、続々登場することとなる。今は手軽さが求められており、マットを使わないタイプが主流となっている。

その中でもよく売れているのがアイリスオーヤマの製品だ。2015年から2023年まで600万台以上を販売。蛇腹状のノズルが特徴で、シングルタイプノズルとダブルタイプノズルから選ぶことができる。ノズルを伸ばすことによって、布団の中心部まで風が出る先端部を差し込むことができ、効率よく全体を温められる。準備も後片付けもカンタンで、手軽さも評価されている。

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