「パナソニックvsリファ」5万円超ドライヤー"吟味" 価格に見合う性能か、プロレビュアーが比較

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パナソニック
左がパナソニック「nanocare ULTIMATE」(EH-NC80)、右がMTG「ReFa BEAUTECH DRYER BX」(筆者撮影)

美髪市場における高額ドライヤーの競争が激化する中、直販価格8万4150円のパナソニック「nanocare ULTIMATE」(EH-NC80)と直販価格5万8300円のMTG「ReFa BEAUTECH DRYER BX」という超高額ドライヤーが注目を集めている。両製品は高機能化による差別化を図っているが、その価格に見合う価値があるのだろうか。

最新のトレンドは「速乾」と「美髪」

ドライヤーの最新トレンドは「速乾」だ。近年、タイムパフォーマンスを重視する傾向があり、髪を速く乾かせる速乾タイプが続々登場している。

風量は「㎥/分」で表示され、1.5㎥/分以上が大風量の目安とされている。数年前までは1.5㎥/分でも十分パワフルとされていたが、最近では2㎥/分以上のモデルも登場し、速乾ニーズの高まりを示している。合わせて「美髪」にも強い関心が寄せられている。ドライヤーは髪を乾かすものだが、乾燥によるパサつきを防ぎ、ダメージを軽減する製品が売れているのだ。

nanocare ULTIMAT
nanocare ULTIMATEはコンパクト(筆者撮影)

家庭用ヘアドライヤーで国内出荷台数シェア12年連続1位(一般社団法人日本電機工業会の出荷統計)。2005年の発売以来、国内累計販売台数1700万台を達成した「ナノケア」シリーズは、美髪志向の人々に広く知られている。筆者の周囲でも旧型を愛用する人が多く、「ツヤ感が違う」「まとまりが良い」と高評価だ。

【写真】高浸透ナノイー、ミネラル、マイナスイオンの風路、液晶の見やすさ、大きなくしのような「ボリュームアップ&ストレーター」、パナソニックより一回り大きいReFa、操作ボタン部分、温風と冷風の切り替えなど
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