ひろゆき「ひたすら本を読ませる教育は間違いだ」 日本人が知らない成績とシン読解力の相関関係
リンゴとミカンは違うものなのに、どうして「果物」として合わせて8個と答えなければいけないのかとか、僕にはちょっと理解不能だったんです(笑)。
RSTで明らかになる日本人の日本語力
読書感想文も「読んだ後の感想は自由でいいよ」と言いがちですよね。
でも読解力がないために、誤読して間違った感想を持った場合は、どこが間違えていたのかを把握すべきだと思います。
なのにそれを、「感受性豊かでいいよね」と言うじゃないですか。
もちろん、アーティストになるなら、独自の解釈でいいですよ。
でも、書かれていることをそのまま理解できず、独自に解釈してしまうのは、日本語の読み方を間違えているということです。それは、矯正しなければならないはずです。
「この文章を読んでください。誰が犯人で、凶器はなんですか」というような、独自の考えを混ぜない問題を解かせるといいと思います。
ただ、それを国語の授業に組み込むと、殺人の動機として「犯人にはこういう思いがあったのかもしれない」というようなことを勝手に想像したりします。
それは、読解力としては、本来やってはいけないことですよね。
「契約書の読み方とシン読解力」みたいな授業があるといいかもしれません。「契約書でこう書いてある場合、期日以内に解約することは可能かどうか」みたいな。
絶対に誤読しようのない、答えが1つになる文章が書いてありますから。
他には、本書で紹介されている「RST(リーディングスキルテスト)」を、家庭や学校でも気軽にできるようになると広まると思うんですよね。
みんなが受けられるようになると、高校生でも半分以下しか答えられない人が出てくると思うので、そうすると親も先生も何かおかしいぞってやっぱり気づくじゃないですか。
そのためには、学校でもRSTを作れるようになる必要があると思うんですが、作り方のコツがわからないとも思います。
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