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ソフトバンク「基地局をAI用DCに」の壮大構想 「AIに全賭け」のソフトバンクの勝算は?

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10年がかりで通信網を改造する。

AI-RANアンテナとGPUサーバー
ソフトバンクのAI-RANアンテナ(左)と、近くに置かれたGPUサーバー(写真:ソフトバンク)

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かつて「黒子」だったデータセンターは、AIの進化で今や一国の安全保障をも左右する重要インフラとなっている。この熱狂はバブルか、リアルか。本特集ではその深層を追った。

「AI(人工知能)革命」を掲げ、計1700億円のAI向け投資を決めたソフトバンク。北海道・苫小牧と大阪・堺で巨大AIデータセンター(DC)の構築を進める。国内で最もAIに注力するソフトバンクの最終目標がAIと携帯通信の融合だ。

打ち出しているのが、AIとRAN(無線アクセス通信網)を統合する「AI-RAN」構想。端的にいえば、消費者へ電波を届ける携帯電話基地局に、AIの計算基盤として使うGPU(画像処理装置)の機能を組み込む発想だ。

基地局について、AIで通信網の運営効率化を図るほか、自動運転などAIサービスを使う際の計算基盤としての利用を想定する。「(基地局の)無線機の中でDCと同じようなことができるようになる」(宮川潤一社長)と見込む。

まるでミニDCを全国に

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