"住まいのプロ"が熱海の絶景一戸建て購入のワケ 果樹園付き!自分らしい住まい探しのヒントとは

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「資産価値だけでいえば、我が家の物件は“高く売れる”物件ではないかもしれません。でも、こんな凹凸のある物件が好きで購入したいと思うような人が、私以外に一人でもいればいいんです、不動産は。高くは売れなくても、売れないはずはない。その程度でいいと思っています」(中屋さん)

木製の棚
キッチンやリビングにある木製の棚は自作。暮らしながら、自分たちの手で少しずつリノベーションした住まいは愛着もひとしお(写真撮影/相馬ミナ)

「終の住処」より10年ごとの最適化

この熱海の家に住んで7年。家には大満足しているが、ずっとここに住むかどうかは分からないという中屋さん。

「いわば、ここは“子育て期”の家です。将来はもっと違う家に住みたくなるかもしれない。それこそ昔憧れていたオフグリッドな暮らしができる家もいいですよね。

購入当時は、子どもの小学校入学に間に合わせたいとタイムリミットもありましたし、立地も小学校に徒歩15分以内が重要条件でした。その一方、子どもがまだ小さくて部屋数が足りないことは妥協できたんです」(中屋さん)

ライフステージが変化すれば暮らし方が変わり、住まいの優先順位が変わるのは当然だ。

「人生百年時代になり、実は同じ家に住み続けることが最適ではない場合も多くなっています。終の住まいと不確実な未来を想定して考えすぎるよりも、予測可能な単位の10年くらいを目安に、暮らしの最適化を考えるのがいいと思います。

その先は、新たな住まいに住み替えてもいいし、そのまま修繕やリノベーションするか、その時のベストを選択していきましょう。随時考えればいいんです」(長井さん)

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