"住まいのプロ"が熱海の絶景一戸建て購入のワケ 果樹園付き!自分らしい住まい探しのヒントとは

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熱海が良かったのは、ちょうど外部の人も巻き込んで、街を盛り上げていこうという気運が高まっていた時期。タイミングも良かったんです。また、地域のお祭りにも家族で参加をしました。地元の方と話ができたおかげで(東京に通勤している方に話が聞けました)、夫の新幹線通勤も可能だということが確認でき、安心しました」

イベントの様子
中屋さんが移住前にも参加した街イベント「ATAMI2030会議」(写真提供/中屋さん)
中屋さんと娘さん
中屋さんと娘さん。熱海駅なら新幹線通勤も可能。「当初は、故郷の静岡県浜松市内で土地を買い、家を建て、東京で働く夫と二拠点生活をするつもりでした。1カ月くらい実家で試し暮らしていたら、娘が夫に会えないのが寂しかったようで、夫が通勤可能なエリアで、という条件になりました」(写真提供/中屋さん)

長井さんも、「結局、家とのいい出合いは、自分と向き合い行動することから始まると思います」と話す。「よく“目玉物件はないの”と聞かれますが、私にとっての正解が、その人にとってもベストとは限りません。理想の形は人によって違うもので、結局は“自分が求めているのは何か”という自己理解が最も大切です」(長井さん)

そのためには、理想の暮らしイのメージを言語化したり、まず行動してみることが大切。

「例えば、『海辺に近い暮らし』といっても、海でスポーツをしたいのか、釣りをしたいのか、海まで散歩したいのか、海の見える眺望がマストなのか、海を感じる街が好きなのか、そのイメージで家の条件は変わりますよね。

さらに、中屋さんの場合、“街づくり活動が積極的なエリア”という、ネット検索では辿り着きにくい要素を重視していたので、実際に街イベントにまずは参加したのが良かったと思います」(長井さん)

自分らしい「妥協」をする

「何を優先させるか、と同じくらい大切なのが、どんなことなら諦められるか、ということです」と長井さん。

例えば中屋さんの場合、大きく譲ったのは部屋数だ。間取りは2LDK。子どもの個室を考えればもう一部屋欲しかったのが正直なところだったが、それは今後、庭に小屋を建てる方法もあると妥協できた。

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