"住まいのプロ"が熱海の絶景一戸建て購入のワケ 果樹園付き!自分らしい住まい探しのヒントとは
どんな家に住みたいのかわからない時期もあった
今でこそ理想の家を手に入れた中屋さんだが、スムーズにこの物件に決められたわけではない。移住前提というところまでははじめから決めていたものの、盲点があったのだという。
「自分自身が不動産会社で仲介をするなどして、あんなにたくさんの方の家探しのお手伝いをしていたはずなのに、自分はどんな家に住みたいのかが、わからなかった時期もありました。正直、誰かが“あなたにこの家がぴったりですよ”と選んでくれたらいいのにと思っていたこともあります」と回想する中屋さん。
では、どのようにしてこの物件にたどり着いたのだろうか。
「中屋さんの家探しには、目からウロコな従来の住まいの常識にとらわれない、自分らしい住まい探しのためのヒントがたくさんあります」と著書である『住まいの新常識101』(エクスナレッジ)の中でも中屋さんを取材したという長井純子さんは話す。
中屋さんの家探しの「新常識」、今までの住まい探しの常識を覆すとどんなメリットがあるのか、紐解いてみよう。
右)中屋香織さん/ライフスタイルデザイナー。中古マンション買取・再販会社や、個性的な物件を得意とする東京R不動産など、長年不動産業界で働く。現在は、移住相談や住まい探し相談のほか、移住サポーター育成講座などのオンラインセミナーも行う。
左)長井純子さん/住まいと暮らしのコンサルタント。注文住宅、リフォーム、賃貸、別荘・リゾートなどの住宅情報誌の編集長を務め、住宅取材歴は30年以上。2度の住宅購入と3度のリノベーションも実体験し、現在は築100年の鎌倉の古民家に住む。