AKB48ビジネスを成功に導いた4つの"常識破り" アイデアに必要な「独自性」その作り方とは?
AKB48の新常識を考えてみる
アイデアづくりの最初のステップは、〈独自性〉の創出である。ではどうやって、その〈独自性〉を創出するのか? 前回は、アイデアの〈独自性〉の源泉となる着眼点を「新常識」と呼ぶ、という話をした。
さらに着眼点を鍛えてみよう。
今回、ここで取り組んでほしい問題がある。お題はアイドルグループのAKB48。さまざまな新常識が潜んでいるので、できるだけたくさんの新常識を出すことにトライしてみてほしい。AKB48が当時話題になったことを思い出すと考えやすい。
当時のアイドルグループは10人未満が一般的だった。それに対して、AKB48は48人。分かりやすい新常識である。この新常識をグループ名にしていることや、拠点である秋葉原を表現するアルファベットと組み合わせて記号化していることも秀逸である。
これまでのアイドルは、「会えない」「手が届かない」からこそアイドルであった。それに対してAKB48は、「会いに行けるアイドル」を活動方針にし、秋葉原に劇場を開設し公演を行なっている。


















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