価格高騰で「キャベツ離れ」日本人の食卓に大変化 食卓登場率が落ちた・上がった野菜ランキング

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(写真:編集部)

キャベツの価格高騰が、物価高で負担の重くなった家計を直撃している。農林水産省「食品価格動向調査」によると、2025年1月13日の週に553円と平年比3.4倍にまで上昇した。夏の猛暑に冬の小雨と天候不順の影響で、キャベツが不作・品薄となっているためだ。

こうした生鮮野菜の高騰は、食卓にどういった変化を及ぼしているのだろうか。

価格高騰でみられたキャベツ離れ

キャベツの使用状況をみるため、2人以上家族の主家事担当女性を対象とする食卓調査「インテージ・キッチンダイアリー」から、キャベツの登場率トレンドを確認した。ここでの登場率とは、朝食・昼食・夕食における100食卓あたりの出現回数を指す。

春キャベツの季節(3~5月ごろ)と夏キャベツの季節(9~10月ごろ)に登場率のピークが現れている。高品質なキャベツが低価格で流通する旬の時期に、キャベツの使用が増えているようだ。

2024年には、天候不順で品薄となり価格が高騰した5月と12月にキャベツの登場率が減少。特に、12月は小雨の影響が深刻化し、登場率が10.8%と前年より2ポイント以上落ち込んだ。価格高騰が使用控えにつながっている様子がうかがえる。

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