「サーチGPT」使える人と使えない人に出る圧倒差 情報収集の仕方はこれから劇的に変わっていく

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ウェブにある株価のデータは、株式投資の参考用の場合が多い。したがって、示されているのは、最近のデータだ。20年前のデータはいま投資するには直接役立たないデータであるから、あまり提供されていない。

しかし、論文を書いている場合には、過去のデータが必要になることが多い。この点で、実務的な仕事で要求されるデータと論文作成で要求されるデータは食い違っていることが多い。前者のデータは容易に得られるが、後者のデータを得るのはそれほど簡単ではないのだ。

新しい事態に対応する新しい方法

こうした場合、「リーマンショック後に、ダウ平均株価と日経株価のどちらの下落率が大きかったか?」を検索語として検索しても、当時の株価に関するサイトは示されるだろうが、「日米株価の比較」を適格に述べているサイトが示されるとは限らない。

データの提供者は、一般の人々がどのようなデータを求めるかを想定して提供するデータの内容を決める。ところが、データの需要者が知りたいデータはそれとはずれていることがある。このような乖離は、情報の提供について一般的に存在するものだ。

これまでは、それに対処する適切な方法はなかった。いま初めて、そうした食い違いに対処することが可能になってきている。ただし、データを求める側でも、新しい事態に対応する新しい方法を考えることが必要だ。

前項で述べた方法の具体例は、つぎのとおりだ。

つぎの文章の***の部分を埋めてください。2008年12月末の日経平均株価は***円程度と、7月初めの***円程度から大きく下落した。一方、アメリカのダウ平均株価は、同期間中に約***ドルから約***ドルへとなった。だから、***の株価下落率のほうが大きかったことになる。
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