これに対するサーチGPTの回答は、つぎのようなものだった。
ハルシネーションの問題にも対処可能
「リーマンショック以降の日米の株価の動きについて説明してください」というような聞き方では、自分が知りたいと思うことに対して、答えが得られない場合がある。知りたいのが日米のどちらの下落率が大きかったかということであれば、そのことに絞って聞くことが必要だ。
だから、知りたいことをブランクにして「そこを埋めてください」という上記の聞き方は有用だ。
以上の方法をとることによって、検索エンジンよりも遥かに効率的に情報収集を行うことができる。
サーチGPTは、データの出所のウェブサイトURLは提示してくれる(提示されていない場合、要請すれば示してくれる)。そこで、必要ならそのサイトを開いて調べてみればよい。これによって、ハルシネーションの問題に対処することができる。
ただし、実際には、サイトをいちいち調べるのは面倒だ。
そこで、別の方法で同じことを聞いて矛盾しない答えが得られたら、その答えは一応信頼できると評価してもよいだろう。公開する論文などでない場合には、こうした簡便法をとることも考えられる。
重要なのは、自分は何を知りたいのかを、明確にすることである。そして適切な質問をすることが必要なのである。
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