平清盛の名前に「の」が入る"意外と深い"理由 意外と知られてない「氏」と「姓」の違いとは
ちなみに、「鳥の肉は例外的に食べてもいい」という価値観があったそうで、鳥は食べていたとのこと。ただ、「鳥の肉だけじゃなくて他の肉も食べたい!」ということで、うさぎも鳥と見做して食べていました。「うさぎはぴょんぴょん跳ねるから、鳥だ」と言って食べていたのだそうです。
今でもうさぎは「1羽、2羽」と「羽」で数を数えるわけですが、これはそのときの名残です。もう一つ面白いのは、それが身長にも現れていたということです。肉が食べられない以上、動物性タンパク質が摂取できないということは、その分、栄養不足になりがちです。
その影響からか、江戸時代の人たちはみんな身長が低かったと言われています。平均身長は男性でも155㎝程度、女性でも148㎝程度と低めだったと言われています。
頭のいい人は桜=死と捉える?
桜といえば、おそらく多くの人からしたら、春の代名詞とか、綺麗な花の代表例とか、そんなイメージを持つ人が多いと思います。4月になれば必ずお花見に行くという人も多いのではないでしょうか。
しかし実は、この桜に対して、文学の世界では「死」のイメージが付与されていることをご存じでしょうか?
梶井基次郎の短編小説『櫻の樹の下には』では桜の下に死体が埋まっていて、その死体の血を啜って桜は綺麗に咲いている、なんて話が作られていました。
また坂口安吾の短編小説『桜の森の満開の下』でも、人の死と残虐性がテーマになっていました。文学作品の中だと、なぜか桜は「死」を象徴するようなものとして描かれているのです。
なぜこんなイメージが付いているのかはいろんな説がありますが、古事記で火照命、火須勢理命、火遠理命を生んだ女神とされている木花咲耶姫(コノハナノサクヤヒメ)が短命だったことから「桜」=「寿命が短い」と考えられていたというものもあります。
これが正しいかはわかりませんが、確かに桜って、とても綺麗なのにすぐに散ってしまうというイメージがありますよね。逆にいえば、その儚さが、桜の美しさを際立たせていると言われています。
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