キャリア50年の料理家が食べているリアルな3食 たどり着いたのは簡単調理 82歳の村上祥子さん

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昼ごはんの例
大好きな麺は消化がよくて味のバリエーションも豊富なので、お昼によく食べます(写真:『料理家 村上祥子式 食べて生きのびる 食べ力』)

パスタ以外でもそうめんのつゆに納豆をプラスしたり、甘辛の油揚げを添えてきつねそばにしたり、手をかけないで、腹ごしらえをすることも多いです。

夜ごはんはその日の気分で

夜ごはんの炭水化物は朝と同じ玄米・白米ミックスごはんを。たんぱく質は市販のおかずを利用することもあります。袋入りのおでんは、さつま揚げ、ゆで卵、大根、こんにゃくと、素材のバランスがとれているので、よく食べます。

冷凍した青菜をレンチンして添え、野菜のボリュームを増やします。これが簡単バージョンの夕食。その日の気分や時間の余裕によって食べるものは変わってきます。

夕ご飯の例
市販のおかずにレンチン野菜で栄養バランスをとるのが基本です。ときには少し贅沢気分を味わうときも。 好きなお刺身を一枚ずつたれにくぐらせ、きれいに並べた海鮮丼は見た目も華やかです(写真:『料理家 村上祥子式 食べて生きのびる 食べ力』)

おいしい刺身が食べたくなったときは、好みの刺身を買って、しょうゆとみりんを合わせたたれに1枚ずつくぐらせて、ごはんの上に並べます。もみのりやしその千切り、わさびを添えて、ゆっくりと味わいます。

料理をがんばりすぎる必要はないのです。定番セットを決めたり、市販品や電子レンジを上手に利用しながら、とにかく日々食べ続ける。手抜きの工夫も食べ力の一部だと思います。

料理家 村上祥子式 食べて生きのびる 食べ力
『料理家 村上祥子式 食べて生きのびる 食べ力』(集英社)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします
村上 祥子 料理研究家、管理栄養士

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むらかみ さちこ / Sachiko Murakami

料理研究家、管理栄養士、福岡女子大学客員教授。

1985年より福岡女子大学で栄養指導講座を担当。治療食の開発で、油控えめで1人分でも短時間でおいしく調理できる電子レンジに着目。以来、研鑽を重ね、電子レンジ調理の第一人者になる。これまでに手がけた著書は580冊以上。

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