「人前での話し方」劇的に上手くなる簡単秘訣 「伝説の家庭教師」が教える"凄いノウハウ"は?

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[5]間をとる

伝えたいことを効果的に伝えるために、「間」をとることの重要性はよく引き合いに出されるもの。具体的には、キーワードの前で2秒の間をとり、言葉を際立たせるといいそうだ。

[6]「2N」(NumbersとNames)を強調する

ここでいう2N、すなわち“NumbersとNames”とは、文字どおり「数字」と「固有名詞」。

誤解を避けるためにも正確に伝えることは重要なので、ゆっくり、ハッキリと話すべきだということだ。

[7]気持ちを込める

言葉にその意味や感情を乗せることも大切。

たとえば「力強く」話すべき場面では「力強さ」を、「一生懸命」であることを伝えたいのなら「一生懸命さ」を言葉に込めることも重要なポイントになるようだ。

「興奮」「圧倒的」などにも同じことがあてはまるというが、つまりは単調に言葉を羅列するだけではなく、その言葉が持つ情感を表現することも時には意味を持つということだ。

プロのように話す必要はない

冒頭でも触れたように、「人前で話すこと」について苦手意識を持つ方は多い。だが実際のところ、アナウンサーや司会者のようにスムースな話し方ができる人のほうが少ないのではないだろうか。

逆にいえば、一切の聞きにくさを排除した“うますぎる話し方”では、どこかわざとらしく聞こえてしまうとも考えられる。

滑舌よく、きれいに話せるに越したことはないが、そこにばかり気をとられてしまうと人間味が失われてしまうともいえる。

だからこそ、自分にしかない個性や地声を生かした“メリハリのある話し方”が重要なのだ。

「地声を生かす」などというと、「いや、自分の声が嫌いなんで」と感じてしまう方もいらっしゃるだろうが、そもそも自分の声を好きな人のほうが少ないのではないか。

持って生まれた声を否定するのではなく、上記のようなテクニックを意識しながら“生かす”ことが大切なのだ。

印南 敦史 作家、書評家

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いんなみ あつし / Atsushi Innami

1962年生まれ。東京都出身。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。「ライフハッカー・ジャパン」「ニューズウィーク日本版」「サライ.jp」「文春オンライン」などで連載を持つほか、「Pen」など紙媒体にも寄稿。『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(PHP文庫)、『いま自分に必要なビジネススキルが1テーマ3冊で身につく本』(日本実業出版社)『「書くのが苦手」な人のための文章術』(PHP研究所)、『先延ばしをなくす朝の習慣』(秀和システム)など著作多数。最新刊は『抗う練習』(フォレスト出版)。

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