「人前での話し方」劇的に上手くなる簡単秘訣 「伝説の家庭教師」が教える"凄いノウハウ"は?

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また著者には、長年にわたりトップリーダーによる「コミュニケーションの家庭教師」を務めてきた経験から言えることがあるのだという。

“劇シブ”な見た目で深みのある声をしていたとしても、話の内容が論理的で説得力がなければリーダーとしては失格だというのだ。

「言葉」と「非言語」がコミュニケーションの両輪ですが結局、印象を形づくるのは、
「言葉が3分の1、声が3分の1、見た目が3分の1」
つまり、
「だいたい、言葉が3割、残りの7割が声や見た目」
というのが私の実感です。
(26ページより)

いうまでもなく、コミュニケーションの本質は「なにを話すのか」である。

ただし、相手の心象を形成するにあたっては、ジェスチャーや姿勢、アイコンタクト、声など、言葉以外の非言語情報のほうがインパクトは強いということだ。

「声は大きく、ゆっくり」はもう古い?

「低く野太い声」「甲高い声」「か細い声」などなど、たとえ同じことを話していたとしても、話し手の声の質によって印象は大きく変わるもの。また、しばしば「滑舌の悪さ」が取り沙汰されるように、聞きやすさも重要なポイントであるだろう。

だがそれ以前に、これまで常識のように語られてきた「声は大きく、ゆっくり」は間違いであると著者はいう。

なぜなら、「声が大きい=聞き取りやすい」わけではないから。

話すスピードについても、高齢の人などに対して話す際には「ゆっくりめ」のほうがいいものの、一般的には「テンポのいいスピード」で話すほうがいいようだ。

NHKのアナウンサーの話す速さは、1分間に300〜350文字とされていますが、じつは人は、1分間に450文字程度の話も理解できると言われています。
あまりにゆっくり話を聞かされると、脳が飽きてしまうのです。
(32〜33ページより)
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