「立喰鮨かきだ」が渋谷駅前に出店する"賭け" 修業ゼロで寿司握り人気店を実現した蛎田社長

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蛎田一博
寿司業界では門外漢ながら、「有楽町かきだ」を成功に導いたユニポテンシャル代表取締役の蛎田一博氏(撮影:今井康一)

渋谷ヒカリエ、渋谷スクランブルスクエア、渋谷ストリームと、新しい渋谷の顔となった3つの商業施設。その、スクランブルスクエア通路傍とでも表現できる位置にあるのが、「立喰鮨 かきだ」。

SNSを中心に注目が高まり、行列のできる店となった「有楽町かきだ」が、2024年9月にオープンした店だ。2月1日にメニューを改定し、現在の目玉商品はウニ、イクラ、マグロのトロなどが入って5000円の「最強おまかせセット」(握り15貫・味噌汁付き)。

「最強おまかせセット」税込5000円。ウニ、イクラ、トロ、煮穴子を含む鮨15貫に味噌汁とガリが付く(写真:ユニポテンシャル)

立ち食い寿司とは?

少し前から増えている、立ち食い寿司店。もともと立ち食い寿司としてスタートした店もあれば、高級店がカジュアル業態としてオープンした店や、持ち帰り寿司のチェーンが運営している店もある。

スペースが小さく出店・ランニングコストが低いことや、客の回転がよく、多くの客を呼び込めることなどがビジネス上の特徴で、コストを下げられる分、高品質の商品をリーズナブルに提供できる理屈だ。

客としては、フラリと入ってサッと食べられる手軽さ、気楽さが魅力。また江戸前寿司の歴史を振り返れば、両国などの盛場に出ていた屋台が始まりなので、そもそも立ち食いするものだった。庶民が楽しめるファストフード的な位置付けだったのだ。

【画像】赤酢のシャリ、3000円のおまかせセット、1貫1000円のウニ、寿司ロボット、職人の手、日本酒飲み比べセット、店舗外観、「富士山ネギトロ丼」
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