子どもに関しては、由紀恵さんは「自然にできたら受け入れるけれどできないほうがいい」というスタンスだという。真人さんのほうは「子どもがいる人生もありかな」と考えているようなので微妙に異なる。
「母親になることで、自分の役割がだんだん変わってしまうことが嫌なんです」
一方で、妻という立場は大いに楽しんでいる。2年前に投資詐欺に遭ってしまった由紀恵さんだが投資好きの性格は変わっていない。真人さんの信用力と資金を使って、自分が目を付けていたアパートを購入。今度の投資は成功し、家賃収入を2人の遊び資金にしているようだ。
「世間体を整えることには興味がないので、結婚式もしていないし結婚指輪も買っていません。友だちからは心配されますが、私たちにとっては晩酌をともにすることのほうが大事です。義母もお酒好きなので歓迎してくれていますし、私の両親とも彼は仲良くしてくれています」
彼女なりの必勝法
自由をこよなく愛し、仕事にも遊びにも妥協なく突き進んでいる由紀恵さん。やや特殊な価値観と行動だが、その婚活スタンスは様々な世代の人の参考になると筆者は思う。
自分が求める異性から求められるように努力し、
年収や学歴などは簡単に変えられないが、身だしなみや言葉遣いは改善することができる。柔らかな外見と中身重視の選考基準を貫いた由紀恵さんと、若々しさとフラットさで彼女の心をつかんだ真人さんを見習いたい。
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