信頼できるパートナーと長期的な関係性を築くことを最重視する由紀恵さんはモテても浮かれなかった。それぞれとのデートで自分との相性を確かめて、最終的に真人さんを選んだ。
「年上の男性には介護と定年という2つのリスクがあると思います。でも、彼(真人さん)はスリムな体型なので健康リスクは低いと感じました。年齢より若く見えるのも嬉しいです。そして、彼は公認会計士の資格があり、会社の役員です。手に職があるので長く働けますし、私が取れなかった資格を持っているという点で尊敬もできます」
収入をわざと低めに申告していた夫のホンネ
真人さんは前妻の浮気で離婚したことが判明。自身は「若い女性と遊びたい」のではなく「共感し合える誠実な女性と穏やかに過ごしたい」という希望を持っていた。実際の年収は由紀恵さんほどではないが2000万円は超えている。低めの項目にチェックしたのは、「お金目的の女性とは会いたくない」という理由からだった。
「彼も赤ちょうちん系の飲み歩きが大好きなので、食の相性もバッチリでした。まさに理想通りの人です!」
興奮気味の由紀恵さんだが、2024年に「七夕婚」をした後もそれぞれの家を維持してゆるい別居婚を続けている。
「私は基本的に在宅で働いていて、忙しいときは早朝から夜遅くまで集中していたいからです。土日も関係ありません。それでも平均すると週5日は彼と一緒に飲んで一緒に寝ています。ずっと新鮮な気持ちで付き合うためにもそれぞれの家があるのはいいことだと感じているところです」
財布はもちろん別々で、共有の銀行口座に毎月それぞれが20万円ずつ入れて飲み代や旅行代に使っているという。ケンカは全くないそうだが、そもそも争うべき要素がない。金持ち喧嘩せず、である。
争いのタネがあるとしたら、
「私は見た目が女性的なので年上男性などから『従えよう』とされがちです。でも、中身は競争が好きな男性的な性格です。子どもの頃も人形遊びには見向きもせずに男の子たちと戦う遊びをしていました(笑)。彼は誰に対してもフラットで対等で、『知らないから教えて』と素直に言える男性です。折衝の場でも、相手の立場を考慮しながら自分の意見もうまく通しています。正面突破型で相手とぶつかることが多い私にはできません。彼のことを人としても尊敬しています」
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