小倉智昭さんに同感「男性機能喪失」の寂しさ 膀胱の全摘出手術で生活の質は急改善したが…

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たしかに、起き上がろうとするときに左の臀部の奥の骨や腰骨が痛むことがあったが、それは長時間の睡眠と布団への接触によるものと思い込んでいた。まさか骨に転移しているとは。医師と新たな治療法を相談しつつ、痛み止めの薬を服用する日々が始まった。

12月はその後も新たな病変が起こり、緊急入院する羽目になってしまった……。

骨転移の誤解と注意ポイント

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骨転移とは、がんの細胞が血液の流れに乗って骨に到達し、そこで増殖している状態のことだ。骨転移というと「いよいよか」と身構えそうだが、実は余命に直接影響するものではない。

とはいえ、放置は禁物。がんが骨に転移すると耐えがたい痛みが生じたり、骨折が起こったりするため、患者のQOL低下に大きく影響するからだ。

骨に蓄えられていた栄養をがんが吸収して活性化するおそれもある。また、骨が破壊されると骨のカルシウムが血液内に放出され、血液内のカルシウム濃度が高くなる。

その結果、便秘、吐き気、食欲不振などの症状が出る高カルシウム血症になってしまう。早めの治療が必要だ。

山田 稔 ジャーナリスト

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やまだ みのる / Minoru Yamada

1960年生まれ。長野県出身。立命館大学卒業。日刊ゲンダイ編集部長、広告局次長を経て独立。編集工房レーヴ代表。経済、社会、地方関連記事を執筆。雑誌『ベストカー』に「数字の向こう側」を連載中。『酒と温泉を楽しむ!「B級」山歩き』『分煙社会のススメ。』(日本図書館協会選定図書)『驚きの日本一が「ふるさと」にあった』などの著作がある。編集工房レーヴのブログでは、最新の病状などを掲載中。最新刊は『60歳からの山と温泉』(世界書院)。

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