東洋経済オンラインとは
ビジネス

わずか3年で3割値上げ「大戸屋ランチ」変化の実情 物価高の時代、庶民の味方は今もコスパ最強だ

9分で読める
  • 大関 まなみ フードスタジアム編集長/外食ジャーナリスト
2/6 PAGES
3/6 PAGES

昔はコロッケはカボチャではなくジャガイモだったり、「きみだま」ではなく目玉焼きがのっていたりした。

その後も、付け合わせの野菜の種類が変わるなど幾度となくマイナーチェンジを繰り返し、現在のかたちになっている。

独特の固さの卵黄「きみだま」は、ねっとりした食感。どう食べたらいいか迷ったが、ごはんに乗せてみた(筆者撮影)

コロッケに関しては一般的にジャガイモよりもカボチャのほうが食材原価は高く、この点はバージョンアップとなる。ごはんのおかずとして甘いカボチャがいいのかジャガイモがいいのかは個人の嗜好により賛否が分かれそうだ。

卵が目玉焼きから「きみだま」に変わったのは見た目にも大きな変化だ。目玉焼きはオーダー後に卵を割って焼く必要があり、オペレーションの負荷が大きい。あらかじめ仕込んである「きみだま」であれば提供時間を短縮できそうだ。

豊富な品揃え、店内調理で1000円を切る超良心的価格

その他、大戸屋で1000円を切っているメニューに「鶏と野菜の黒酢あん」「チキンかあさん煮」(各990円)などがある。

内容や調理の手間を考えるとこの価格は良心的だ。これらは昔からある大戸屋の定番商品で、「大戸屋ランチ」と同様にファンも多い。

やはり、昔からある商品はもともとの値段が人々の印象にあるため「値上げした」という事実が大きく響き、なかなか大きな値上げができない。

一方で新しく登場した商品であれば多少高くとも「そういうもの」と受け止められる。

次ページが続きます

4/6 PAGES
5/6 PAGES
6/6 PAGES

こちらの記事もおすすめ

あなたにおすすめ

ビジネス

人気記事 HOT

※過去1週間以内の記事が対象