松屋「うっかり千円超え」を続出させる巧みな戦略 シュクメルリの大ヒットから、値付けの妙を考える

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松屋
「気づけば1000円超え…」松屋でそんな経験を最近した人は少なくないだろう。非常に巧みな、松屋の値付け戦略を考えていきたい(筆者撮影)
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牛丼チェーンの松屋に1000円前後の商品がじわじわ増えている。「今日の食事は安く済ませるか」と入った松屋で会計がうっかり1000円を超えてしまった経験をした人は多いのではないだろうか。

食材原価や水光熱費、人件費が上がり続ける中で、飲食店の値上げは喫緊の課題。飲食企業はいかに客離れを起こさずに値上げをするかに苦心しているが、松屋の客単価アップの手法は巧妙だ。

知名度のない料理は「高く値付け」できる

近年の松屋のヒット作の1つに「シュクメルリ鍋定食」がある。

【画像6枚】1190円は高い?安い? 松屋の「煮込みビーフシチュー定食」
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