口下手でも笑いを生める「超簡単」な会話のコツ コミュ力が高い人は「フリオチ」の効能を知っている

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テレビ番組でもフリオチは、よく使われます。

例えば、芸人はプロの格闘家と戦う企画の場合には「絶対勝てるわ!」と言います。「こんなの負けるよ〜」って言って負けても、何の意外性もないからです。だから、芸人は笑いを作る下地作りのため、「勝てる」と振る舞うのです。これもフリオチがわかっているからできることです。

上級者になると、こうした状況から結果(オチ)を読み取ることで、フリを作ることができます。このフリオチを理解していくことが、おもしろさを格段にアップさせることに繋がるのでぜひマスターしてください。

クイズ(オチから逆算してフリを考えてみましょう)

「〇〇」(フリ)

「うん」

「先生が至急職員室に来るようにって言ってたよ!」(=重要なこと)(オチ)

「全然良くねぇだろ! 早く言えよ!(笑)」

回答例「全然どうでもいいことなんだけどさ〜」

共感で笑わせる「予告一致型フリオチ」

笑いとは「意外性」と「共感」によって作られると言いましたが、次はその「共感」で作る笑いの取り方を紹介しましょう。

それはフリオチの別の種類 「予告一致型フリオチ」 です。これは「逆転型フリオチ」とは全く別の種類になります。

普通の会話1

A「昨日さ〜俺のオカン、パジャマを変えてん」(オチ)

B「そうなんだ〜(何だよ。そのつまんない話)」

このような会話があるとします。これに「予告一致型フリオチ」を使ってみましょう。

お笑い脳の会話1

A「しょーもない話していい?」(フリ)

B「何?」

A「昨日さ〜俺のオカン、パジャマを変えてん」(オチ)

B「ほんとにしょーもな(笑)」

つまらない話もあらかじめ「しょーもない話」だと予告することで、「つまらない」と共感できるので笑いになります。

このフリオチは相手がツッコミやすい点も良いところです。「逆転型フリオチ」だと、その意外性から反応が遅れることがあります。

しかし、「予告一致型フリオチ」だと、「しょーもない話」とフリを言ってから「しょーもない話」をするだけなので、相手はそのまま「しょーもな!」と反応しやすいです。

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