男子校という選択 おおたとしまさ著
男女共学志向が高まる中、生徒が男子のみの高校は現在、わずか2・6%しかないという。ところが、教育ジャーナリストの著者は、あえて男子校のメリットを説き、教育の多様性を提唱する。
たとえば、思春期の男子が、女子の目を気にすることなく伸び伸びと過ごせ、学業に専念できるという。また、同性のみと過ごすことで男子としての役割をより理解し、人格形成に役立つとも説く。現実に、高校別東大合格者数ではトップ10中8校が男子校だったりもする。
本書は、有名男子校の教育理念や校風などを、現役教師や在校生、ОBへの取材を基に個別に掲載。一見特殊な男子校というシステムの価値を見直している。
日経プレミアシリーズ 892円
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