「アンチ持ち家派」語る住宅購入の"落とし穴" 住宅は常に素晴らしい投資?個人投資家の解説
家を買うのであれば、住宅業界の関心はできるだけ値の張る家を売ることだ、ということを承知しておくこと。住宅ローンの会社はあなたが借りられる最大額の融資を受けるよう促す。代理店はローンを組むことで買えるようになる、いちばん豪華な家を勧める。家の再販価値を保証するには、リフォーム、家具、電化製品も、すべて壮大な住宅にふさわしいものでなければならない。これはあなただけが損をして、ほかは全員が得をするという落とし穴である。
家の価値が将来上がる保証は?
最後に一言。購入した家の価値が、将来上がる保証はない。これにはリスクが伴う。サンフランシスコで買った家の価値が急上昇した、という人たちの話がメディアにはあふれているが、かつて活気に満ちていたデトロイトで住宅を購入し、株価の崩壊にみまわれた人たちについては、あまり語られない。
「まあ、自分は確実に価値が上がる地域で買うから」と言う前に、次のことを考えてみてほしい。サンフランシスコがデトロイトのような運命をたどらないとか、デトロイトがこの先もダイナミックな好転はしないとか、いったい誰が言えるだろうか?
これに異論を唱える人は多く、もしあなたが家を買うと決めているなら、私がここで何を言ってもおそらく思いとどまることはないだろう。しかし、経済的自立を目指すのであれば、油断しないことだ。あなたのニーズに合った、いちばん控えめな家を購入するのがベストである。
もし借金があっても、絶望してはいけない。何百万人もの人がそこから抜け出し、経済的な富を手にしている。あなたにも可能だ。
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