26年W杯出場濃厚「サッカー日本代表」次の課題 1年の準備期間にどこまで選手強化進められるか

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W杯優勝を目標に掲げる日本にとって、出場決定は通過点にすぎないが、3月に出場を決めることで、本番まで1年3カ月の準備期間が生まれる。三笘薫、久保建英、鎌田大地、伊東純也、南野拓実、堂安律など豊富なタレントを抱える中盤の組み合わせなど、完成度を高めるべき課題は多い。

また、新戦力の発掘も重要なテーマだ。とくに遠藤航、守田英正の絶対的ボランチコンビのバックアップは急務といえる。FW陣では上田綺世、小川航基らが得点を重ねているが、さらなる戦力の充実が求められる。

現在、欧州5大リーグ(イングランド、スペイン、ドイツ、イタリア、フランス)の1部チームには、20人ほどの日本人選手が在籍し、200人前後の選手が海外リーグでプレーしている。その中から国内組も含め、次世代のスターが現れる可能性もある。

強豪国との対戦が不可欠

一方、課題は強化試合の相手だ。

2024年は16試合すべてがアジア勢で、世界ランキングでは格下相手の試合だった。2025年6月のアジア最終予選までは日程が発表されているが、W杯に向けた準備には欧州、南米、アフリカの強豪国との対戦が不可欠だ。

しかし、欧州勢は予選が佳境に入り、マッチメイクが困難になる。9月に予選を終える南米勢や、開催国で出場を決めているアメリカ、カナダ、メキシコあたりが候補となるだろう。

3月に世界最速でW杯出場を決め、その後は2026年の本大会に向けた準備を進める──。2025年は、日本代表がさらなる進化を遂げる1年になるはずだ。

=一部敬称略=

小野寺 俊明 スポーツ企画工房 代表取締役

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おのでら・としあき

リクルート勤務後、2000年よりスポーツPRコンサルタント。bjリーグ、Tリーグなど新リーグ設立に関わったほか、放送局やスポーツ団体のサイト制作、SNS運用を行う。

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