「東大卒記憶王」が伝授する"物忘れ"の解決法 「頭が悪いから」「もう年だから」は関係ない
この対策方法として一番効果的なのは、もとの場所に戻ることです。 別の部屋に何を取りに来たかわからなくなった場合は、可能であればもとの場所に戻ったり、もとの場所でやっていたことを再現したりすると、思い出せる可能性が高まります。思い出しやすくなる理由は、人間の記憶が「場所」と強くひもづいているからです。
わかりやすい実例としては、音楽を聴いたとき、前に聴いた際にいた場所を鮮明に思い出すことができたり、一度しか行ったことのない友人の家の間取りを不思議と思い出すことができたりするなどがそれにあたります。その時の状況を再現すると、行動理由に辿り着けるのです。
ピンチ! 外出先で物忘れをしてしまったら
外出していてすぐには帰れないなど、もとの場所に戻れないときは、「自分が戻った場合の状況」をできる限り鮮明にイメージしてみましょう。例えば、牛乳があったかどうか迷ったときには、自分が自宅の冷蔵庫の前にいることを想像してみます。
牛乳を普段飲んでいて常備している場合は、牛乳を注ぐ際に「残りが少なくなっているな」と感じたり、賞味期限を気にしたりすると思います。
「ここ数日以内にそう感じたことはないか?」と考えてみたり、最近どこか(他のスーパーも含む)で牛乳を買ったりしていないか、買った牛乳のパッケージや種類などまでイメージしてみるとよいでしょう。
ここまでやって思い出せない場合は、どうしようもありません。残量や今後どのくらい消費する予定があるか、一緒に住んでいる家族がいるなら聞いてみましょう。それでもわからなければ、買ってしまいましょう。あくまで牛乳というそんなに高くないものを例としていますが、値段などあらゆる条件を総合的に判断してみてください。
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