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「東大卒記憶王」が伝授する"物忘れ"の解決法 「頭が悪いから」「もう年だから」は関係ない

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  • 青木 健 メモアカ代表取締役CEO/日本メモリースポーツ協会会長
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若いころと比べ記憶力が落ちたと感じやすい原因の一つは、時間軸が違うことです。例えば、小学生のころを思い浮かべてください。小学校の6年間は、永遠に続くかのように感じられたでしょう。たった1カ月ほどの夏休みも、毎日楽しいにもかかわらず、とても長く感じたのではないでしょうか。

これは当然です。8歳(小学3年生)の子は約100カ月しか生きていません。8歳の子にとって、1カ月は人生の100分の1にあたります。2〜3歳までの記憶はほとんどありませんから、体感の割合はもっと高いかもしれません。

では60歳の人ではどうでしょうか? 60歳時点で720カ月も生きており、その人にとっての1カ月は人生の720分の1です。8歳の子の7倍以上の長さを生きているので、体感での時間の速度は速く感じやすくなります。

生きている期間が長ければ、「体験した(インプットしている)情報量」も圧倒的に多くなります。そうなると、体験したこと自体は覚えていても、持っている情報量が膨大すぎて細かいことを思い出しにくくなるのです。

情報量の多さが記憶に影響する?

加えて、年を取ると日々の生活の中での出来事に新鮮さがなくなります。新鮮さがなくなると、体がその出来事に慣れてしまい、記憶をしなくなります。

家族や友人と一度しか行っていない旅行の道中での出来事は覚えていても、日々の通学や通勤の経路での出来事はほとんど記憶に残っていないと思います。これも行ったことのない場所でワクワクしながら歩いているのか、毎日の当たり前のこととして無意識に歩いているのかという違いです。

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