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ライフ #キッチンの女王と呼ばないで

人気シェフが語る「LinkedIn」の実は侮れない威力 日本への進出や海外ホテル招待などに繋がった

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私はまた、LinkedInでも膨大なネットワークを築いてきました。実際、つながっている人の数は、LinkedInの上限である3万人に達しています。私のネットワークの大半は、大企業の上級管理職、高学歴者、起業家で構成されています。

シェフという職業は、あまり多くの人の職業と衝突することがないので、LinkedInで招待状を送ると、ほとんどの人は受け入れてくれます。LinkedInのコネクションには本当に多くの場面で助けられました――東京でレストランを開業するときも、ゲストシェフとして招かれたのも、大手メディアに記事を執筆できるようになったのも、LinkedInがきっかけの1つとなりました。

もっとも、今ではLinkedInで3万人のコネクションを作るのは容易ではありません。1日あたり招待状を送れる数は定かではありませんが、仮に300人とした場合、すべての人に承認されたとしても3万人のネットワークを築くのには100週間(約2年)かかることになります。

SNSによってシェフの才能を知らしめることができた

中国のことわざに「時代が英雄を作る」というのがあります。これには、個人の努力や勇気が重要である一方で、英雄はしばしば置かれた状況の産物であるという信念が込められています。

過去を振り返れば、シェフという職業が大きな変貌を遂げたことは明らかです。30年前、シェフは今日と同じような尊敬と評価を受けることはなかったかもしれません。しかし、SNSはシェフが自らの才能を披露し、キャリアを築くためのプラットフォームを提供し、業界を形成するうえで極めて重要な役割をはたしました。

正直なところ、もし私が30年前にシェフになっていたら、今日成し遂げたようなことはできなかったでしょう。

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