人気シェフが語る「LinkedIn」の実は侮れない威力 日本への進出や海外ホテル招待などに繋がった

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シェフという職業が社会的に認知されつつあるのは喜ばしいことです。私の世代では自分の子どもがシェフになることを望む親は多くありませんでした。特に娘は。シェフに対するイメージはあまり良いものではありませんでした――タバコを吸いながら料理をして、儲けはすべてギャンブルに使ってしまう、というような。

Facebookのコミュニティはステータス

でも時代は大きく変わりました。

私の店は4席しかなく、世界一小さな中華料理店かもしれませんが、Facebookでは100万人以上のフォロワーがいます。ひょっとしたら世界で最も多くのファンを持つ中華料理店かもしれません。

中国料理界には女性シェフがあまりにも少ないので、私はとても幸運です。しかも、私は夢を追いかけるためにシェフになったのですから、過去のシェフのイメージとはかなり対照的です。

かつては、Facebook上でこのような巨大なファンコミュニティを持つことは本当に強力なマーケティングツールとなりました。なんせ、投稿するたびに、何千もの「いいね!」が簡単についたのですから。しかし現在、Facebookは広告料を支払うことを求めているため、投稿のオーガニックなリーチは以前よりはるかに少なくなっています。

また、私のFacebookのページにはブルーチェックがついていますが、これは私のページが認証されたことを意味し、私のレストランが有名になったことを意味します。以前は、マクドナルドやスターバックスのような巨大チェーンしか取得できず、私のような小規模のレストランが取得するのはほぼ不可能でした。

Facebookが依然、重要なプラットフォームであることにはかわりありません。巨大なファンコミュニティを持つことは、今はマーケティングツールというよりは、ステータスとなっているからです。

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