子育ては「引き算」するぐらいでちょうどいい 親の決めつけをやめたら子どもの自己肯定感UP

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そのような評価をすると、私たちの「決めつけ」が強くなり、引き算したはずの子どもを観察する〝前〞の先入観もさらに強くなってしまいます。大切なことは、大人がどう評価するかよりも、子どもが何を求めているかです。だからこそ、観察した〝前と後〞の「決めつけ」をどちらも引き算するのです。

そうすることで大人にも良い影響があります。それは、子どもの良い面や成長した姿により気づくことができるということです。すると私たちはより子どものありのままを受け入れ、無条件の承認ができるようになります。それが私たち大人の安心感や楽しさにつながっていきます。

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自立・自律に向けて大切なことは周りに評価されることではなく、自分で自分を知っていくことです。自分の人生を自立的かつ自律的に歩むためには、自分を知っている力=自己認識力が欠かせません。

そのため、大切なことは、「子どもがどう感じているか」に関心を向けることです。決めつけたくなったら、「子どもは何が楽しいのか」、「何が好きなのか」、「逆に困っていることがあるならどんなことか」、「何を心地悪いと感じるのか」をぜひ考えてみてください。

このように、自分がどう感じているのかに一緒に向き合って大切にしてもらうことで、子どもにとっては自己認識力を育むことにつながります。

引き算をして気づいた我が子の興味

【漫画】AFTER:引き算したあと
引き算したあとの漫画
画像:『詰め込みすぎの毎日が変わる! 子育ての「引き算」』(イラスト/德丸ゆう)
モンテッソーリ教師あきえ 国際モンテッソーリ教師(AMI)

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もんてっそーりきょうしあきえ

国際モンテッソーリ教師(AMI)、幼稚園教諭、保育士。プライベートでは二児の母。
公立幼稚園勤務後、自身の出産を機に日本の「大人主導」の教育に疑問を抱き、モンテッソーリ教師になる。「子どもが尊重される社会をつくる」ことをビジョンにモンテッソーリ教育を軸にした子育てについての情報をInstagram、音声メディアVoicy、YouTube、X(旧Twitter)で発信中。子育てのためのオンラインスクール「モンテッソーリペアレンツ」運営、ベビーブランド「mu ne me」ファウンダー、オンラインコミュニティ「Park」主宰。著書に『モンテッソーリ教育が教えてくれた「信じる」子育て』(すばる舎)『モンテッソーリ流声かけ変換ワークブック』(宝島社)がある。

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