異彩放つ「早稲田のガウディ」内部の"特濃"な空間 ドラード和世陀設計した90歳の梵寿綱氏に聞く

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ドラード和世陀
東京都新宿区に立つ「ドラード和世陀」(写真:編集部撮影)
思わず足を止めて眺めてしまうような、街中にある少し変わった形をした物件ーー。
いったいなぜ、そのような形になったのか。そこには、どんなドラマがあり、どのような生活が営まれているのか。
連載「『フシギな物件』のぞいて見てもいいですか?」では、有識者や不動産関係者に話を聞き、“不思議な物件 ”をめぐるさまざまな事情に迫る。
【後編を読む】90歳建築家語る「早稲田のガウディ」完成の舞台裏

早稲田のシンボルとしても有名

東京メトロ東西線の早稲田駅を降りて3分ほど歩くと、街に溶け込む奇怪な建物が見えてくる。

早稲田大学の大隈講堂から200mほどの距離にある交差点。その角に円柱のデコラティブな塔がそびえ立っている。遠くから眺めるとデコレーションケーキのよう。近づくとカラフルなタイルや不思議な形の彫刻、鍛造などの装飾が目に飛び込んできた。

日常で見ることのない強烈でインパクトある光景。斬新なたたずまいから、アントニ・ガウディの作品を思い出した。

【27枚の写真を見る】早稲田のガウディは中に進むと、思わず驚く"あるもの"が出現する。夜の景色も見ごたえ抜群だ。
次ページ正面で見ると凄い迫力
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