“名建築の裏側”を大公開!マニアから初心者まで6万5000人が訪れた「東京建築祭」が今年は規模を拡大《注目の特別無料公開》見どころは?
「東京建築祭」をご存じだろうか。普段入ることができない名建築が公開される、全国で最大規模の建築イベントだ。
1回目となった昨年は、日本橋、銀座、築地を中心に50件以上の建築が参加。初開催にもかかわらず、延べ約6万5000人が来場し、その様子は多くのメディアにも取り上げられた。
今年はその大盛況を受けて、2025年5月17〜25日、新たに上野や品川まで大幅にエリアを拡大して開催。特別公開やガイドツアーなどのプログラムも、昨年の2倍以上に増やしている。大学キャンパスや美術館などの文化施設、和風建築も新たに加わった。
とくに注目したいのが、今年初めて特別公開される建築だ。いずれも無料・申し込み不要で見学できるが、通常は一般公開されていない貴重な空間ばかり。その中から4つの建築の見どころを紹介していこう。
福沢諭吉が構想した「慶應義塾三田演説館」
まずは「慶應義塾三田演説館」。日本で初めて、演説のために建てられた建築である。『学問のすゝめ』がベストセラーとなっていた明治初期、その著者・福沢諭吉によって構想され、1875年に完成した。歴史的意義が深く、現在は国の重要文化財に指定されている。


















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