よくある出会いを「思わぬ幸運」に繋げる会話術 「無難な自己紹介」がチャンスを遠ざけている

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

誰もが自分の悩みは自分に固有のものだと思っている

だが実際には、自分とは全然違うと思っていた人とも多くの共通点がある

点と点がつながりやすいような会話を仕掛ければ、セレンディピティが起こる可能性は高まる。

会話を生み出すスキルは習得できる

セレンディピティが誰かの人生を大きく変えるのは、その人が心から大切に思っているテーマで点と点がつながったときだ

初対面の相手に「何の仕事をしているのですか」と尋ねるのは、相手が自らについて語る余地を大きく狭めてしまう。

相手は狭い箱に閉じ込められてしまったような気分になるかもしれない。話がつまらなくなるのも当然だろう。

それよりも、何にやりがいを感じているかを相手が語り出せるような、オープンな質問のほうがずっといい

「お仕事は?」といった表面的事実を尋ねるのではなく、その背後にある理由、動機、課題などを尋ねる質問を選ぶことで、興味深い話題や予想外のつながりを発見できる可能性は高くなる。

もしあなたが「何の仕事をしているのですか」という質問をされたら、予想外の返答をしてみたらどうだろう

「現実的な答えと哲学的な答え、どちらをお好みですか?」とか(言うまでもないが、両パターンの答えを用意しておいたほうがいい)。

あなたがセレンディピティの起こるチャンスを広げたいなら、生き生きとした会話を生み出す能力はとても大切だ。しかもそれは習得可能なスキルなのだ。

クリスチャン・ブッシュ サンドボックス・ネットワーク共同創設者

著者をフォローすると、最新記事をメールでお知らせします。右上のボタンからフォローください。

Christian Busch

ニューヨーク大学(NYU)とロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)で、パーパス・ドリブン・リーダーシップ、イノベーション、アントレプレナーシップを教える。LSEでイノベーション・アンド・コクリエーション・ラボの共同ディレクターとコースリーダーを務めたのち、NYUではセンター・フォー・グローバル・アフェアーズ(CGA)のグローバル・エコノミー・プログラムのディレクターを務める。LSEにて博士号(Ph.D.)取得。20カ国以上で活動する若手イノベーターのコミュニティであるサンドボックス・ネットワーク、強い影響力を持つリーダーの集まりであるリーダーズ・オン・パーパスの共同創設者。

この著者の記事一覧はこちら
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事