よくある出会いを「思わぬ幸運」に繋げる会話術 「無難な自己紹介」がチャンスを遠ざけている
誰もが自分の悩みは自分に固有のものだと思っている。
だが実際には、自分とは全然違うと思っていた人とも多くの共通点がある。
点と点がつながりやすいような会話を仕掛ければ、セレンディピティが起こる可能性は高まる。
会話を生み出すスキルは習得できる
セレンディピティが誰かの人生を大きく変えるのは、その人が心から大切に思っているテーマで点と点がつながったときだ。
初対面の相手に「何の仕事をしているのですか」と尋ねるのは、相手が自らについて語る余地を大きく狭めてしまう。
相手は狭い箱に閉じ込められてしまったような気分になるかもしれない。話がつまらなくなるのも当然だろう。
それよりも、何にやりがいを感じているかを相手が語り出せるような、オープンな質問のほうがずっといい。
「お仕事は?」といった表面的事実を尋ねるのではなく、その背後にある理由、動機、課題などを尋ねる質問を選ぶことで、興味深い話題や予想外のつながりを発見できる可能性は高くなる。
もしあなたが「何の仕事をしているのですか」という質問をされたら、予想外の返答をしてみたらどうだろう。
「現実的な答えと哲学的な答え、どちらをお好みですか?」とか(言うまでもないが、両パターンの答えを用意しておいたほうがいい)。
あなたがセレンディピティの起こるチャンスを広げたいなら、生き生きとした会話を生み出す能力はとても大切だ。しかもそれは習得可能なスキルなのだ。
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