中国軍の「自信過剰」が生み出す巨大リスク

米軍をハワイまで後退させようとしている

9月3日の軍事パレードにおける習近平国家主席(写真:REUTERS/Damir Sagolj)

[北京 10日 ロイター] - 習近平国家主席が率いる中国は、同国の「裏庭」における、いかなる米軍の軍事行動も躊躇(ちゅうちょ)させるテクノロジーを自国軍が有していると考えているようだ。

近未来の設定で、中国が空母を破壊するため弾道ミサイルを放ち、戦闘機の離着陸場を攻撃するなどして応戦の構えを見せている。

6000万回以上視聴された米国を撃ち破るアニメ

中国インターネットサービス大手の騰訊控股(テンセント)が先月に配信したアニメーションに登場する敵は特定されていないものの、艦船は米ニミッツ級空母によく似ており、破壊された戦闘機はロッキード・マーチン製のF22戦闘機であることは明らかだ。

あくまで想像の世界かもしれないが、これまでに6000万回以上視聴されている同アニメーションは、中国国民と軍部の間にナショナリズムと自信が高まっていることを反映している。

中国人民解放軍の元少将で軍事評論家の羅援氏は6月、「米国は、中国との対決で勝てると確信できるのだろうか。中国は日々、現代の戦争に勝つために準備を怠らない」と指摘していた。

専門家はそのような米中対決の可能性がある場として3つ挙げている。1つは、中国が近隣諸国と領有権を争う南シナ海、2つ目は米国の同盟国である日本と領有権を争う尖閣諸島(中国名・釣魚島)のある東シナ海。そして3つ目は台湾の独立をめぐる中台問題だ。

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