起業したい会社員に「アイデア不要」と伝える理由 起業の正攻法は「すでに自分ができていること」

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つまり、「明日の自分の行動にどう落とし込むか」です。そして、その行動を実践する。これにより、初めて学びが意味を持ちます。織田信長や豊臣秀吉、徳川家康のような歴史的な偉人に影響を受けたからといって、自分がその偉人になったつもりで振る舞う人はいないでしょう。同じ時代に生きているからといって、起業に関しても「表面的にただ誰かの真似をする」ことに意味はないのです。

売れている人、しかし同レベルの人から学ぶ

起業準備を始めたときにぶつかる壁は、誰もが同じようなものです。
・アイデアが出ない
・アイデアが出ても実現できない
・集客がうまくいかない
・集客はできるのに売れない
・利益が出ない
・安定しない

おおよそ起業の悩みはこのようなところです。

原因は多岐にわたります。行動量が足りない、内容が的外れといった自分で改善できるものをはじめ、時代の流れや法規制、技術の進化、大企業の動向など自分ではどうしようもない大きな波のうねりに巻き込まれることもあります。

それから、メンタルや健康状態など、環境や日々の習慣から見つめ直す必要に迫られるときもあります。原因が特定できないと、「どうして思うような結果が出ないのだろう?」と焦ってしまうものです。

そんなときは、自分と似たような体力の人、自分と似たような商品やサービスを提供している人のやり方を観察してみてください。よくある間違いのパターンとして、例えば、あなたが人事コンサルタントになるべく会社員のまま起業準備を進めているのに、ライバルとして企業研修会社をベンチマークしてしまうようなことがあります。

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