ふだんの「歩く」を関節痛対策に変える2つの方法 「痛くない、よく動く、長持ちする」関節を目指す
「関節に負担がかかる歩き方」は避けないといけません。関節に負担がかかる歩き方の典型は、「姿勢が悪い」の一言で表せます。猫背になっても、反ってもいけません。上から吊り下げられている感じの姿勢で歩けば、自然に踵から着地してリズムよく歩けます。
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それに加えて、「痛くない、よく動く、長持ちする」関節になるように、筋肉に刺激を加えましょう。その刺激に対応して、関節が最適な状態になっていきます。
家の近くのスーパーまで行くとか、犬の散歩とか、ふだん歩いているときの歩き方にちょっとした「プラスα」をするだけです。とても簡単なものばかりですから、やらないのはもったいない!
絶対にやってほしい"ながら歩き"は、この2つ
あなたの痛む場所がどこであれ、必ずやってほしいのは、
・おなか凹ませ歩き
・腰下げ歩き
関節の痛みを抑えるには、一生筋肉が衰えないように気をつけておく必要があります。そのために、この2つの歩き方を一生の習慣にしてください。この2つを続けていれば、誰でも体幹のインナーマッスルと下半身のアウターマッスルが鍛えられて、体のバランス能力が高まり、健康寿命を延ばすことにもなります。自信がなければ、最初は家で練習してもいいでしょう。やり方がわかったら、外に出て、実践してください。
では、必ずやってほしい2つの"ながら歩き"を紹介しましょう。
「ランジ」または「フロントランジ」という、下半身に効果的な筋トレがあります。①真っすぐ立つ、②片足を大きく一歩前に出して、腰を落とす、③最初の位置に戻る、という、単純ですがけっこうハードな動きです。本来のランジは下半身にとても効果的な運動ですが、かなりハードな動きなので、運動不足の方には大変です。
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